稀で貴重なシャムベンゾインを核とした調香。「アンブル パピエ」において、調香師セリーヌ・ペルドリエルは、力強さと優しさの間で揺れる、コントラストからなる香りの絵画を描いています。ブラックペッパーとレッドマンダリンのフレッシュでスパイシーなトップノートに続いて、サフランの昏さをもち、レザー感のあるノートが現れ、ほとんど電気ショックにかけられたと言ってもいいような熱気を醸し出します。その後、ベンゾインがその柔らかく、甘く、バニラを思わせる側面を繰り広げ、ハイチのヴェチバーがそこに深みとエレガンスをもって寄り添います。