目を閉じれば、旅はペルシャの大地へと続きます。オレンジブロッサムやピスタチオがマジパンの甘い香りと肩を寄せ合うように漂う市場を彷徨い歩くのです。ヘリオトロープのノートが香りに丸みをもたらしアーモンドのような表情を添える一方で、インセンスの香りがフレグランスに活力と奥行きを与えます。ハートノートではキャロットが甘いニュアンスを引き出し、クリーミーでまろやかな質感を際立たせます。やがてピスタチオミルクが、グルマンで甘く、また同時にほろ苦くドライといった、その多彩な表情を現します。それはまるでトリポリの街角からそのまま現れたかのような、力強く濃密で思わず酔いしれるようなピスタチオの香りです。