ウッディ - アニマリスティック - マリン
遥か昔、13世紀の北欧のサーガで、わたしはすでに海でもっとも恐れられる怪物とされていた。古き伝説において、わたしはありとあらゆる脅威を与えていた。船員もろとも船を転覆させ、飲み込んでしまうことの可能な、威容を誇る創造物。触覚を伸ばし深海から身を現し、わたしの深海の香りが夜には海に漂う。海水の滲みた木造の大規模船舶をも海の底に沈めてしまう巨大な生き物、そんなわたしの伝説に立ち向かえるものは誰一人としていない。高潮や強風よりもなお一層の威力を持つのだから。わたしはクラーケン、海淵の創造物。「アビシス」はわたしの持つ海の力。